世界一最長の国 日本
1974年9月11日まで、世界最長の国と言えば、エチオピアだった。
その次の国が日本。
王朝時代から同じ名を保って来た国は、そんなに多くは無いそうです。
世に有名な歴史の書と言えば、ヘロドトスの歴史と司馬遷の史記と言えるでしょう。
他にも歴史書は、沢山あります。
それらの史実の中には時に事実が記述されていたり、噂もあったり、神話でもあったりしています。
虚々実々な歴史書の中でも、司馬遷の史記は日本でも特に有名で、史記を題材にした多くの小説や漫画が多くの読者を楽しませてくれています。
史記の中でも特に面白いのが、春秋・戦国時代のかの大陸での国々の興亡のくだりでしょう。
その頃は孔子や老子、太公望や秦の始皇帝が現れるまでの英雄や政治家、刺客、軍人、孫氏や范蠡(はんれい)、呉王夫差(ごおうふさ)、越王句践(えつおうこうせん)等々枚挙にいとまがないほどの記述がなされていて、想像を膨らませる資料としては古来より興味を持って研究されたりもしています。
そんな歴史書に記された人類の興亡には凄まじいモノがあって、そもそも国と国との付き合いとは、自国の存続と国益を守る事で繁栄を維持していた事が分かります。
誕生した国家自体、どのようにして民を守り、国という形を維持していくかの苦労とか政策が描かれていたり、非凡な政治家の活躍や国内外の事件とか事故とかの記録なども記されていたりして、読む者の興味を引き寄せてきました。
中には当時から、国に背を向けて離反したり出奔したりして史実に名を成した人物とか、他国の利益に食い込んで個人の利益を追求したり、スパイを送り込んで国を亡ぼしたりとかの数限りない策略を駆使して、善悪の区別なく多才な人々が活躍してきました。
それは、今なお続いていて国境がある限り、世界の国々の競争や興亡は連綿と続いているというワケです。
一方で、主義や主張が人々の間でささやかれ始め、理想を創造してそれに向かって活動しようとする人々も現れます。ヒトはパンのみに生きるにあらず。食すことに満足すれば、将来の安定を求める様になり、その方法を模索する。
近しい者たちと共に生き永らえ、繁栄を維持して共通の言葉と認識を持って生きて行く場所を拡大していく。
共通の認識の代表的な象徴は、宗教だったり神話だったり、昨今では思想とかも・・・。それらに傾倒する人々の間ではいずれそれが、生きて行く誇りにもなって、人生の大切な軸へと膨らんできて、一層の自己との団結を強くしようとする人々も現れてきます。
さて、大和は国のまほろばな日本。
古墳時代から天皇を配して今なお血筋が絶えることなく、しかも世界最長の歴史を持つ国になりました。
今やギネスにも記録として記され、知る人ぞ知る世界で最長の日本としてこの国があるのを知っている日本人はどれほどいるのでしょう・・・?
温故知新は孔子の言葉。故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知ることのできる私たちは、幸せです。
唯物論では語りきれない、人の生きる上での豊かで滋味あふれる郷土のある私たちは、本当に幸せです。
生きる上において、後悔しないためにも歴史を学ぶのかもしれません。
連綿と続いてきたこの国だって何時、略奪されたり滅亡させられたリするかもしれないのは、決して杞憂ではないでしょう。
生きて行くだけで精いっぱいな私たち。けれども取り付く島が無くなれば沈没。ご先祖様は一生懸命生きて、この国をバトンタッチしてくれた。
なので小さい頃から一生懸命勉強して、元気に遊んで育って列島が沈没しない様にも頑張らないといけないなどと思う今日この頃なのです。
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